当分野は、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)と脳磁図計(MEG)を装備し、脳機能研究に利用されています。ともに非侵襲的に脳機能解析を行うことができ、オリジナルカスタマイズにより研究専用機となっています。また、医学系のみならず、理学系・文学系・教育学系などの脳研究にも利用されています。
主な設置機器
- MRI室(B1-202室)
- fMRI( functional Magnetic Resonance Imaging)
- MEG室(B1-102室)
- MEG (Magnetoencephalography)
利用について
- 【利用申請】
- ・利用申請書を提出してください(毎年・分野単位)。
・利用する機器の使用説明を受講してください(随時・全員)。 - 【利用料金】
- ・fMRI 年間登録料 80,000円
利用料金(5時間)32,000円(医歯学以外40,000円)
・MEG 年間登録料 80,000円(医歯学以外120,000円)
利用料金(年間)200,000円(医歯学以外300,000円)
- 【利用時間】
- ・fMRI: 8~13時、13~18時、18~23時の3枠制になります。
・MEG: 3.5時間/1枠になります - 【注意事項】
- ・全ての機器は利用予約を行って下さい。
(fMRIは中研機器予約システムで)
・室内に私物を置かないでください。 - 【連絡先】
- 医歯学総合研究棟6階6-200-2室 内線4750 Fax 706-4751
ishigaku_chuken@med.hokudai.ac.jp
設置機器の紹介
高次脳機能解析
機能的磁気共鳴画像装置(functional Magnetic Resonance Imaging: fMRI)
MAGNETOM Prisma (Siemens社製)
本装置は3テスラMRIで、高性能かつ強靭な傾斜磁場システムにより,様々な脳機能イメージングや,高精細で立体的な神経線維の画像化など,ニューロサイエンス領域で求められる,負荷が高く長時間の連続撮像でも,高い空間分解能と安定性を実現する。
脳機能イメージング
脳磁図計(Magnetoencephalography: MEG)
オリジナル(Electa-Neuromag社製をカスタマイズ)
本装置は、脳内の神経活動に伴って生じる微弱な磁場を超伝導デバイスで検出することにより、脳内の活動部位を知る機器である。
神経活動をそのものを計測するため、fMRIやNIRS(近赤外分光法)と比べて格段に時間分解能が高く、聴覚や視覚、運動機能などの脳活動を経時的に捉えることができる。
センサは完全球面上に配置され、原理的に信号推定精度が高いオリジナル構造を有する。